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国内30拠点ネットワークへの周知・徹底の難しさを克服。会社として大きなレベルアップ、ステップアップを実現。

株式会社ジェイウェイブ (本社 : 福岡県福岡市)
  • 取得年度: 30年度
  •  | 
  • 区分: 新規取得

プロフィール

株式会社ジェイウェイブ
(本社 : 福岡県福岡市)

事業内容
総合人材サービス(人材紹介/紹介予定派遣/人材派遣/アウトソーシング)
拠点
国内30拠点(関東エリア/関西・中部エリア/中国エリア/九州・沖縄エリア)
資本金
1億円
事業許可番号
・民営職業紹介 40-ユ-120006
・労働者派遣事業 派40-120008

優良派遣事業者認定年度 平成30年度 取得

ポイント

1
コンプライアンス遵守。
認定を取得しようと思った、動機のひとつが、コンプライアンスの厳守。81もある審査項目を満たした企業ということになり、派遣先の企業様や派遣スタッフの方の当社のガバナンスや取り組みに対する信用度も高まった。
2
まずは統括本部立ち上げから。
認定取得に向けて、「事業管理本部」という統括組織を発足。各所からの問い合わせにも一元対応。専任部署をおくことで、準備・周知・運用もスムーズに進捗。
3
全国30拠点ゆえの難しさ。
「拠点数が多いことで、すべての項目を的確に伝えて対処を促していくのは、それほど簡単なことではありませんでした。専門部隊を中心としたやりとりや、電話対応専門スタッフの設置等で克服しました。
4
「優良」を「普通」に、の意識で。
今は「優良」として語られる項目も、いつかは当然の項目、それが自分たちにとっては「普通」のことなんだと、特に意識しなくても当たり前に運用していけるような会社にしていきたいと思っています。

「コンプライアンスの遵守」をメインテーマに、当社への信用や評価を、より高めるために。

私どもの会社の本社は福岡ですが、拠点は国内に30箇所あります。それぞれの場所で、人・企業・地域のJoint(つながり)をテーマに、変化しつづけるマーケットニーズに応えて、即戦力になる将来性豊かな人材を供給しています。
今回、認定を取得しようと思った、動機のひとつは、「コンプラ イアンスの連守」です。認定制度の詳細を見ていくなかで、これなら自社のコンプライアンスを、より確実なものにできるので ないかと考えました。もちろん、81もある審査項目を満たした企業ということになりますので、派遣先の企業様や派遣スタッフの方からの当社のガバナンスや取り組みに対する信用度も、それだけ高まります。
「当社はいい会社です。いい人材を紹介します」と言っても、もともとお取り引きがなければ、簡単には信用していただけないでしょう。認定を取得すれば、認定証やマークという「証」が得られます。もちろんそこにはエビデンスもあります。取得しないという理由はないと思いました。

 

まずは「事業管理本部」という組織づくりから、不安のなか、忙しさのなか、進められた準備作業。

認定取得に向けて、まず行ったのは「事業管理本部」という組織を作ったことです。ここではひとつひとつの業務の洗い出し、精査を行っていきました。当初の段階では、エビデンスとし
て提示できないものも少なからずありましたが、ひとつひとつきちんと残していこうと、着実に取り組んでいきました。当初のB1の審査項目を見たときは、正直「えっ、こんなにあるの!」と思いました。日々の業務があるなかで、スケジュールに沿って実際やっていけるのかな?と、不安もありましたね。申請準備は、次のような流れで進めていきました。最初の頃は週1回、所属のワークセンターに集まってミーティング、チェック項目ごとに精査するところから準備していきました。そのあと、書類等を作成していきました。運用については、やはり作成側だけではわからないということも出てきます。そういうときは当該部署を訪れてヒアリング等行い、運用との整合を確かめるという作業を行いました。
全体への周知に関しては、月1回の定期会議がありますので、その場で「こういう運用をお願いします」「こういった形で書類が変わります」と報告をさせていただいてから、実際に現場の運用を開始するという流れで進めました。

 

データ収集、システムづくりへの苦労、拠点の理解、派遣先企業様の理解を得る苦労も…。

81項目のすべてで、エビデンスを残す必要があるわけですが、記録は取っていたり、いなかったりでした。今まで記録に取っていなかった内容を、営業所に対して説明をし、理解していただき、実行していただくのが、大変でした。営業所の方には、もちろん仕事量が増えることになりますので、丁寧に説明させていただいて、理解いただくようにしていきました。
2019年4月に労働基準法が改正になり、時間外労働の上限規制が年720時間となりましたが、お客様にご理解いただかないと、なかなか達成できないことですので、派遣先の企業の担当者様にきちんと説明をして、交渉したり、スタッフを異動させたりと、いろいろ努力はいたしました。そこも結構苦労した点ではありますね。また、非常時に連絡体制が取れるかどうか、という項目があったと思いますが、そのリストづくりをするなか、多数いる派遣スタッフの方一人ひとりのデータを収集してシステムづくりをするのが大変でした。実は携帯電話を持っていない方もいらしたりしました。

 

 

現場への周知を一元化。早期の意識の統一につながる。

早期の意識の統一につながる。当社は、28か所のワークセンターがあるのですが、このすべての営業所のメンバーに優良派遣認を取得する意義や各項目の内容について理解してもらい、運用の見直しや帳票の変更に対応していただくのがとても大変でした。
当初は、たくさんの不満が出ました。書類が今まで以上に増える事、やり方がわからない、そもそもなぜ取らなければならないのか、等。その都度、丁寧に周知をしました。事業管理本部の担当が一括して全社員に伝達事項を配信することでより早く、内容も正確に現場に伝えることを心掛けました。また質問も事業管理本部で一括して対応しました。質問に対してスピーディーにかつ正確に解答することで、運用する現場の不満や混乱を最小限にできたと思います。結果早い段階で多くの社員が、同じ意識(優良派遣認定を取るべき)を持つことができたと思います。

 

認定取得決定の際は、肩の荷が下りた思い。これからは目に見える効果を上げていきたい。

審査が終わって、認定取得に手応えをもっていたスタッフは少なくないと思いますが、書類が本当に合っていたか、説明は正しかったのか、不安な面もなくはありませんでしたので、正直、少し心配はしていました。一報が来た時は、肩の荷が下りた思いもあり、本当に嬉しかったですね。今後は認定マークをどんどん積極的に使っていきたい、と思っています。当初から名刺には出していますが、クリアファイル、ポスター、お客様に提出する提案書・企画書等にも...。こうしたツールへの活用等も行いながら、しっかりアピール、周知して、認定取得で「売り上げが上がった」「登録者数が増えた」など、目に見える効果を上げて、本当の意味でそれを有効に使えているかどうか、統括する事業管理本部でしっかりと推進していきたいと思っています。
3年後の更新までに、全員がしっかりと理解して、今度は安心して更新を受けたいですね(笑)。

 

 

自社の実情に照らした工夫も大切。制度は、これからの時代、ますます重要な指標のひとつに

制度はもちろん価値あるものだと思っています。少しでも多くの派遣企業にチャレンジしていただきたいとは思いますが、各社さまざまなご事情はありますので、いろいろなポイントは違ってくるかなと思います。当社の場合、拠点数が多いので、すべてに項目を伝えて対処を促していくのは、簡単なことではありませんでした。当社のように、拠点がたくさんある企業は、さまざまな情報をいかに的確に伝え、アクションを徹底していくか、自社の実情に照らして社内でしっかり検討してはいかがかと思います。
また、当社の場合は、認定を取得するための専門の部隊「事業管理本部」という組織を作りました。こうした統括組織を作ることも全体に周知・徹底させるうえでは重要な条件のひとつとなり得るかもしれません。
質問もたくさん受けますので、電話で常に質問を受けられる立場の方を準備しておくと、より全員に周知しやすくなりますね。
来年からは、いよいよ「働き方改革」も本格化します。多数ある派遣会社のなかで、こうした世の中の動きに精通し、体制・制度的にも対応した、安心して仕事を任せられる会社として選ばれるために、この優良派遣認定制度は、重要な指標のひとつになり得ると考えています。

 

 

あるだけで「ここなら!」という印象を与えられる、認定マークは、得難いメリットのひとつ。

マーク一つで、派遣会社としての品質のすべてを証明できるという点は得難いメリットだと思います。どれだけ営業やコーディネーターが口頭で「いい会社です、良い人材(お仕事)を紹介します」と言っても根拠がありません。しかし、認定マークがあるだけで「ここは大丈夫」という意識を醸成できます。
コンプライアンス、派遣スタッフの教育、派遣先企業へのフォローなどは、「優良認基準を定全部網羅しているから安心です」という訴求がマークひとつでできるというところはなか
なか得難いメリットだと思います。もちろん派遣先企業様にとっても、安心や信頼の「証」となりますので、認定の取得については、ぜひ重視していただきたい指標となりますね。

 

 

大きなステップアップ、レベルアップを実現。「優良」=当社にとっては「普通」のことに。

優良派遣事業者として求められる認定基準を理解し、そのひとつひとつをクリアして認定を取得したことは、会社としても、我々認定取得の仕事にあたってきたスタッフひとりとひとりにとっても、大きなステップアップ、レベルアップにつながりました。取得に向けた準備を進めるなかで、教育もできますし、社内全体のコンプライアンス等への意識が向上して、組織として強くなれたという思いはあります。
ただ、社会の流れから考えると、現在「優良」で定められている基準も、いつかは当然の項目になり、「優良」で求められるハードルが、更に厳しくなる可能性もあるのではないかと思っています。
だから私たち、今の基準が当然の項目だと思って、特に意識しなくても当たり前に運用できているような会社にしていきたいと思っています。