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創業15年の節目を迎え、より企業価値を高めるため新規取得へ。 差別化の実現、安心感の醸成にもつながった。

株式会社ダイキエンジニアリング (本社 : 広島県呉市)
  • 取得年度: 29年度
  •  | 
  • 区分: 新規取得

プロフィール

株式会社ダイキエンジニアリング
(本社 : 広島県呉市)

事業内容
自動車/船舶/航空機の設計開発/生産技術/ソフトウェア開発/ IT関連/教育関連
拠点
全国6拠点/海外3拠点
資本金
5,000万円
事業許可番号
・有料職業紹介事業許可 34-ユ-300018
・労働者派遣事業 派 34-300440

優良派遣事業者認定年度 平成29年度 取得

ポイント

1
創業15周年の節目に
記念すべき年に向けて、企業価値をさらに高めること、また派遣従業員が成熟する過程で、次のステップに向かうこと、そのために認定取得が良いきっかけとなるのではないか、会社としてのより大きな成長イメージの共有へと繋がりました。
2
3つの苦労した点
資料をひとつひとつ精査し、基準に照らした形でベストなものを揃える点。
審査項目について各部門が疑問点をいかに埋めていくかという点。
そして、情報発信、データベース整備等システム上の課題点に苦労しました。
3
採用活動等での効果
第三者機関からの認定という「ファクト」があり、「安心感」の訴求や認定マークの展開は採用活動において不可欠な武器になりました。
4
連携強化と課題の可視化
記念すべき年に向けて、企業価値をさらに高めること、また派遣従業員が成熟取得申請の一連のプロセスで、組織連携の強化が図れ、同時に組織として派遣会社として不足している課題明瞭化のメリットを実感しました。する過程で、次のステップに向かうこと、そのために認定取得が良いきっかけとなるのではないか、会社としてのより大きな成長イメージの共有へと繋がりました。

創業15周年の記念すべき年に向けて、 約1年半をかけてじっくりと取り組む。

もともと、3年前に遡りますが、NEOA(日本エンジニアリングアウトソーシング協会)加盟の同業他社さんから優良派遣事業者認定制度のことをお聞きし、当社の経営トップが取得に向けて動いてみようと判断したところからスタートしました。なにぶん審査項目数が非常に多かったため、審査項目に対して資料を取りまとめられるかが不安だったのを覚えています。ある程度期間をかけてじっくり取り組まねばできないという気持ちもありましたが、創業15周年の節目の年を意識し、よりスピード感をもって企業価値を高めるために前倒しで取り組んでいくこととし、結果として制度理解等の下準備を含めて約1年半の期間で取得することができました。
当社は「エンジニア派遣」を主として事業を展開しております。従業員が成長するなか、次のステップに向かうため、この制度の認定取得が、良いきっかけとなるのではないかという思いがありました。当時はお客様を増やすこと、拠点数を増やすことなど、企業規模拡大に注力するなかで、新制度の構築や改定、ソフト部分への重点移動に時期尚早感や、タイムロスの発生等の意見もあり、不安さながらでした。しかし一方で、これを機にさらなる中身の構築が、会社として大きくなれるのではないかという期待感に繋がりました。

 

ネットでの情報収集、説明会へ参加により、プロジェクトチームづくりからスタート。

取得に向けて、まずどのような制度で、何を準備しなければいけないのかということを学習致しました。
インターネットによる情報収集を行い、説明会にて詳細説明をお聞きし、当社として先ずプロジェクトチーム結成の構想検討から始めました。少数体制での取得に難しい印象を抱き、各部門の担当者へ参加を促し、項目の割り当てを行い、ひとつずつ項目を精査するという作業を行いました。申請の体制を、管理本部(本部長)が主となり、総務部2名が事務局となって各部門のチームの補助的役割を担い、総計12名の体制で臨むことになりました。制度概要と審査方法等の基礎的学習は管理本部が行い、各部門選抜によるチームへは、項目の細分化による責任分担を行い、月一回の会議を設けて各部門の進捗を確認し、不明点の共有を逐次進めました。説明会へは、2年にわたって参加しました。1年目は制度概要と審査方法等の把握、当社の不足分、社内運用のための基本的事項把握を、2年目は前年との変更点の把握、個別項目の疑問解消等に主眼に置いて参加しました。2年参加するなかで、徐々に理解が深まっていきました。各部門とも、取得に向けて前向きな活動を頂けました。ただ、何をどんなふうに準備したらいいのか」という基本的事象や諸項目の詳細検討に時間を要しました。

 

資料の精査・準備、審査項目に関する回答、システムのこと。3つの苦労したポイント。

当社は新しいことにチャレンジしていく社風であります。その中での「プロセスをいかに管理・運用していくか」という意識が、申請前はまだ希薄でした。採用人事に関する資料は膨大であり、ひとつひとつを精査し基準に照らし合わせ、自社にとってベストなものをバランス良く揃えていく作業は、かなり苦労し、時間も要した印象があります。
審査項目については、各部門による責任回答になるのですが、それをどのように進めていくかということも苦労しました。属人的や不文律による管理がされている部分も多々あり、仕組として整え、運用の基本ルールを構築することが大きなポイントになりました。
システムにおいては、従業員が1,000人在籍する中での情報発信方法、全国各地への展開方法、浸透方法を考え、構築するのが最も苦労しました。もちろん社内で種々規定や規則、プライバシーポリシー等が取り揃えられていますが、そのデータベースの整備も、システムサイドで苦労した点のひとつでした。

 

 

取り組みのなかでよかったと感じたグループウエアの導入。

一連の取り組みのなかで、「desknet's 」というグループウエアを導入することに至ったのですが、情報の周知に大変役立ちました。それまではメールを展開する、あるいは面着にて書類を渡す等の方法が主流でした。このグループウエアの導入によって、どの地方のどの会社の派遣従業員にも必要情報が必要時に入手可能なシステムを構築することができました。
今まででは不可能だった遠方の社員に対する教育やサポートなども拡充でき、良好事例となりました。

 

決まったときは、「うれしかった」よりも「ほっとした」という思い。

現地審査の際は、管理本部1名が主となり、情報システム部1名が機密等の項目に対応し、事務局がすべての後方支援を行いました。この日は少し緊張したのを覚えています。1日限りの一発勝負ですし、4~5時間のなかでの80項目、1項目の不備でもNGとのことでしたので、最後まで落ち着かない状況でした。審査は思っていたよりスムーズに進みました。審査認定機関の方々に丁寧且つ適切に審査を実施いただいたという印象があります。
認定取得が決まった時は、もちろん嬉しかったですが、それよりも「ほっとした」という気持ちのほうが強かったと思います。各部門メンバー皆の協力があり、時間や労力を費やして頂いたことに対し、なんとか形にしたい、応えたいという思いが強く、本当に良かったと思いました。メンバーからは「肩の荷が下りた」「会社の念願が実現して自分のことのように嬉しかった」といった声もありました。同時に、認定マーク活用と、認定内容の遵守という新たな課題も、頭に浮かびました。今まで別々の部署がひとつの目標を掲げることはあまりありませんでしたが、認定取得という大きな目標に対して各部横断で一致団結できたのは、非常に大きい出来事となりました。横の連携が深まったということは実感としてありますし、会社として「組織力」の強化も感じています。

 

 

認定取得は、採用活動、情報発信において大きな効果を発揮。

認定を取得したことで、やはり採用活動においては今までと「響き」が異なります。今までは自らが作り上げたものを訴求していくという資料類しかなかったのですが、第三者機関から認められたという外部の目を通じた客観的な「ファクト」がありますので、高い次元の「安心感」を学生や求職者の方に与えられるという、大きな武器となっています。
マークの発信としては、「名刺」はもちろんですが、社内的には「社員手帳」、「社内報」対外的には「ホームページ」への掲載、採用ツールにおいてはすべてにマークを貼付致しました。 大きなタペストリーを作成し、会社説明会等さまざまなシーンで活用させていただき、印象面において大きな効果を発揮しております。

 

 

組織間の連携強化、足りないもの可視化できるメリットを実感。

認定取得の準備をしたことで「横の連携」は間違いなく強化できたと感じております。そして、組織として足りないもの、派遣会社として足りないものが、明瞭化するメリットを実感できました。また、認定を取得したことによって、取得していない場合と比較して、外部からの安心や信頼感が大きく違ってくるとも感じました。
当初は文字通りの「暗中模索」ではありましたが、説明会への出席や、審査認定機関との質疑におけるプロセスのなかで、少しずつではありますが取得イメージを感じられるようになりました。
いままでは会社としてハード面の強化を中心に執り行って参りました。認定の取得申請をトリガーとしてソフト面を良くし、それを推し進めていけば会社は絶対にもっともっと良くなっていくはずだと取得を進めるうちに社員の認識が徐々に一致していくのがわかりました。もちろん認定取得がゴールではなく、審査項目をひとつひとつ、さらにいい形にしていけるよう日々ブラッシュアップし、認定取得に恥じぬようよりよい会社づくりを行っていきたいと考えています。

 

 

災害時にも役に立った認定制度。

当社本社は広島県呉市にあり、今般の豪雨災害におきましても、断水、鉄道及び道路を含む交通網の寸断により、お客様並びに従業員の休業を余儀なくされました。ただ、認定制度における「非常時の安否確認」や「派遣社員の雇用安定」の項目精査により、全従業員のシステムによる安否確認、通勤不能時、業時の対応等従前より制度化され、緊急時 にも可及的な業務の復旧、安定運営に繋がり、派遣従業員に対しても安心感を与えれたのではないかと思います。